イングランド3部のクローリー・タウンが驚きの方法で冬の新戦力(短期ローンではあるが)を獲得したようだ。

今月初め、クローリー・タウンの会長であるデイブ・ ポッティンジャーはTwitter上でサポーターに獲得したい選手を募集。

そこで最も多くあがったのはかつてクローリー・タウンでプレーし得点を量産したFWマット・タブスだったそう。(78試合で58得点!)

イングランドC代表の経験もある29歳のタブスは2012年1月にクローリー・タウンを離れ、ボーンマスへと移籍。ボーンマスが2部へ昇格した今季は3部のロザラム・ユナイテッドへレンタルされていたのだが、ポッティンジャーは彼をチームに引き戻すことにしたそう。(ボーンマスから1か月間のレンタルで加入が決定)

ポッティンジャー曰く、「マットがここにいた頃、選手としてどれほど人気だったかを示すものだった。 我々のファンは彼を愛しており、彼は自分が得点できることとチームを改善できることを皆に示すためにカムバックすることになった。ファンたちが欲しているものを与える手助けができて本当に嬉しく思っている。 とはいえ、これは(監督の)ジョン・グレゴリーと彼のマネージメントチームが下したフットボール的な決定によるものだということを強調しなくてはならない。 マットをクラブに取り戻すことができて嬉しいよ」

また、グレゴリー監督も「 このクラブでマットが持っている得点記録のことも、どれだけファンが彼を愛していたかもすべて知っているよ。 彼はこのクラブでもう一度うまくやることを強く願っている。彼はここに戻ってこれで本当に喜んでいるよ。 彼はクローリーで過ごした時間を愛していたし、それが復帰という決断の大きなファクターになったんだ。 我々は1か月をともにすることになるが、彼は攻撃に大きな違いを生み出せると考えている。 彼はエリア内でとても冷静だ。信じてくれ、彼はクローリー・タウンとサポーターたちと非常に相性がいいので、またここで始めることを待ちきれないはずさ 」と喜びのコメント。

そして、当のタブスはこう述べている。
「素晴らしい時を過ごしたクラブに戻るのは素晴らしいことだ。 ジョン・グレゴリーとともに働けるのを本当に楽しみにしているし、 クラブ、そして私にとてもよくしてくれたファンのためにゴールをとりたい。 ゼロからもう一度、自分自身を証明することになるので大きなチャレンジになる。でも、待ちきれないよ」

 

2010年夏にソールズベリー・シティから7万ポンドの移籍金でクローリー・タウンにやってきたタブスは1年目に47試合で40ゴールを叩き出して、カンファレンス・ナショナルの優勝に貢献。 翌シーズンも13得点を記録するなか、冬にボーンマスへと移籍。その凄まじい得点力もあってクラブのHPでも伝えられるようにレジェンド的な存在のようだ。 ちなみに、『BBC』によればボーンマスはタブス獲得に当時のクラブレコードとなる80万ポンドを拠出していたとか。


【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介