1月7日、ロイター通信は「UAEでキャンプを行っているフィテッセは、イスラエル人選手の入国拒否に混乱している」と報じた。
オランダ・エールディヴィジのフィテッセは、今回のウインターブレイクでUAEでのキャンプを行う予定となっており、5日にアブダビを訪れた。
しかしその前日、UAEからイスラエル代表DFダン・モリの入国を拒否する旨の通知があり、キャンプへの帯同が不可能となった。
このニュースが伝えられるとフィテッセの周囲でUAEに対する批判が巻き起こり、一部の政治家はフィテッセの対応を弱腰だと批判し、選手全員が受け入れられない限りキャンプを行うべきではなかったとも話している。
しかし、フィテッセの広報担当者は、この問題が政治的な摩擦に繋がったことに混乱していると話し、FIFAと連携して今後対処していくと話した。
ロイター
エステル・バル フィテッセ広報
「我々が政治的紛争の一部になっていることに混乱している。後にFIFAと連携して、この問題に対処出来るよう努力する予定だ。
UAEとイスラエルの両方がFIFAのメンバーであるし、そういった意味ではフットボールプレイヤーがトレーニングキャンプから閉め出されるのは異常なことだ。
シーズン後半に向けての準備をするチャンスだと思われていたものが、この出来事によって暗くなってしまっていることに困っている。
我々はアブダビにダン・モリの渡航が認められるという口頭での許可を貰っていたが、前日になって『不可能だ』という通知を受けた。それは我々を驚かせた。
我々は政党ではない。フットボールチームだ。ヴォルフスブルク、そしてハンブルガーSVと親善試合を行うことを約束したので、それをキャンセルしたくはない」