2013シーズン、J1の主役と言っても過言ではなかった横浜F・マリノスだが、最後に待っていたのは悲劇だった。

開幕前、小野裕二(スタンダール・リエージュ)、大黒将志(杭州緑城)、谷口博之、狩野健太(ともに柏)、青山直晃(甲府)らを放出した一方、補強は下部リーグからの移籍や期限付き移籍からの復帰、新人など最小限に留まり、前季4位ながら苦戦も予想された。ところが、J1新記録となる開幕6連勝で首位に立つと、その後も優勝争いを展開。ベテラン揃いのため心配された夏場も乗り切り、2位に勝ち点4差をつけて、残り2節を迎えた。

優勝まであと1勝。しかし、24節以降のリーグ9試合でわずか6得点だったチームは限界に達していた。結局、33節の新潟戦(H)、最終節の川崎との神奈川ダービー(A)でいずれも完封負けを喫し、2連勝の広島に抜かれてまさかの2位。ピッチに崩れ落ちた中村俊輔の姿はあまりに印象的だった。

それでも、樋口靖洋監督率いるチームはなんとか持ち直し、直後の天皇杯では決勝でJ1連覇の広島を破り優勝。ひとまずリベンジを果たし、2014シーズンは9年ぶりのACL、そして10年ぶりのJ1制覇に臨む。

今オフは、三門雄大(新潟)、下平匠(大宮)、藤本淳吾(名古屋)など実力者を獲得したが、一方でチーム得点王のマルキーニョスが抜けたFWは、噂された前田遼一(磐田)、ノヴァコヴィッチ(清水)の獲得に失敗。今のところ矢島卓郎(川崎)、伊藤翔(清水)の獲得にとどまっている。

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その横浜FMが19日、「日産ホール」で新体制発表会を開催。2014シーズンに向けた新ユニフォームをお披露目した。

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Yokohama F. Marinos 2014 adidas Home

マリノスブルーのホームは、2013モデルよりも透明感のある青がベース。『新旧マリノスブルーの融合』のコンセプトを象徴するように、2色の青を中央で切り替えしたデザインとなっている。袖の赤の入れ方もなかなか新鮮だ。

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また後身頃には、現在の日本代表ほかadidasのブラジルW杯向けユニフォーム同様、ベンチレーション(通気)機能のある1本のラインを搭載。カラーはよりピッチで存在感が出るよう蛍光の黄色を採用している。

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シャツ(青)・パンツ(白)・ソックス(赤)のトリコロールはもちろん継続。ソックスはボーダー柄に。

なお、大きな変化として、チームのキャプテンで昨季のJリーグMVP、中村俊輔の背番号が2002シーズン以来となる10番へ変更された。

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Yokohama F. Marinos 2014 adidas Away

一方のアウェイは、昨年迎えたクラブ創設20周年から「次の20年」に向けた新しい試みとして、adidasがサプライしているJリーグチームでは初となる、蛍光色を前面に出したデザイン。(※横浜FM自体はNike時代に蛍光の黄色をアウェイに採用したことがある)

色は赤系の蛍光色、インフラレッド。斜めに入れられたシャドーストライプがシャルケのホームモデルを思わせる。

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ユニフォームスポンサーは袖の日本化成が新規。パンツが空白なのは昨季と変わらない。

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横浜F・マリノスのユニフォームとしては非常に斬新だが、新加入の三門(新潟)、下平(大宮)、伊藤(清水)、そして期限付き移籍から戻った松本翔(愛媛)あたりはすんなり馴染みそうだ。

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GKモデルは3種類で、白のホーム、グレーのアウェイ、黄色のサードというラインナップになっている。

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