2月18日、朝鮮日報紙は「Kリーグ1部、2部に所属する22クラブの代表者と広報担当者は、18日から20日まで松本山雅FCとジェフユナイテッド市原・千葉などを訪問する」と報じた。

日本よりも早い1983年にプロリーグを発足させた韓国。AFCチャンピオンズリーグでの実績はアジア屈指であるものの、観客動員の伸び悩みや昇降格制度導入の遅れなどもあり、Jリーグに先んじられているという批判も多い。

そして昨年に10年に渡る長期計画を発表したKリーグは、今回社会貢献の分野において、Jリーグで成功しているクラブをモデルとして学ぶことにしたという。

朝鮮日報

「二部リーグのチームから何を学ぶのか、という疑問も出るだろう。しかし、これらは『意識の転換』で生まれ変わったクラブなのだ。

Kリーグの関係者は、成績至上主義から脱した松本山雅のノウハウを学ぶ。松本は大月弘士社長が固定観念を壊し、成長したチームだ。数年以内に昇格するということより、二週間に一度、二万人の観客をスタジアムに呼び込む。成績を無理に目標にすると、むしろ逆風が吹く可能性があるという考え方だ。時間がかかっても、成績よりも観客動員を優先した。

率先した地域貢献事業も注目すべき点だ。これらのチームは、農村の収穫時期には選手が出向いて手伝い、小学校を訪問してサッカー教室を開く。障害者や高齢者介護施設で奉仕活動も行う。

Kリーグの発展を阻害している要因の一つは、チームと政治が連携している点だ。政界の選挙によってオーナーが変わり、地域密着の持続性が低下していくことが多かった。

Jリーグをノウハウをただ当てはめるのではなく、韓国型の地域密着を考える貴重な時間になるだろう」

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