プレミアリーグで現在暫定ながら7位と苦しみ、不名誉な記録が次々と更新されるのは名門マンチェスター・ユナイテッド。

リーグ戦27試合を終えてすでに7敗を喫し、先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦1stレグもオリンピアコスに0-2と落とすなど、ユナイテッドの不振は日本でも大きく伝えられている。モイーズ体制1年目となる今シーズンだが、新監督に突きつけられた現状はかなり厳しいものだと言えそうだ。

そんなユナイテッドの翌シーズンに関する“暗い”ニュースを、英国『Independent』が伝えている。

なんでも、もしユナイテッドが来シーズンのUCL出場権を確保できなければ、およそ75%ものサポーターがカップ戦を含むシーズンチケットの更新に躊躇することになる、とのことだ。

ここまで、最多記録となる18シーズン連続でUCLのグループステージへと出場しているユナイテッド。プレミアリーグでは上位4チームに翌シーズンのUCL出場権が与えられており、ビッグクラブにとってUCL出場権の確保は、翌シーズンのクラブ経営を左右するとも言われるほど大きな意味を持っている。

そこで同紙はある調査を行ったそう。ユナイテッドのサポーター集団に「もし来シーズンのユナイテッドがUELに出場し、シーズンチケット価格が現在と同じなら、シーズンチケットを更新しますか?」と問いかけたところ、実に73.5%ものサポーターが「更新に躊躇する」と答えたというのだ。

同紙によれば、「引き続き更新する」と断言したのはわずかに9.3%にすぎず、17.2%ものサポーターが「躊躇するかもしれない」と答えたそう。いずれにしても、85.7%ものファンが更新に何らかのとまどいを感じており、UCLとUELでは投資に対する心構えがガラリと違うようだ。

チームが万が一UCL出場権を逃した時のことを考え、ユナイテッドは翌シーズンのチケットのパッケージと料金形態の変更を準備しているとのこと。これはUCLの決勝ラウンド1回戦に進むことができなかった2011-12シーズンにもとられた措置だという。

モイーズ監督の去就ばかりに話題が集中するユナイテッドだが、今回の措置がチケットの購買意欲にどう働きかけるかにも注目が集まりそうだ。


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