3月6日、デイリーテレグラフ紙は「昨季プレミアリーグから降格したQPRは、6540万ポンドの損失を計上した」と報じた。
今週登記所に提出されたQPRの会計において、巨額の損失が明らかとなった。
売上高は640万ポンドから600万ポンドに減少、チケット収入も84万ポンドから83万ポンドに微減する一方で、負債は9140万ポンドから1億7710万ポンドに急増した。
さらに職員は130人から164名に、スタッフと選手も84名から107名に増加しており、人件費も585万ポンドから780万ポンドに膨らんでいる。
現在QPRはイングランド2部・フットボールチャンピオンシップで4位に付けているが、3位から6位がプレーオフを戦うルールであるため、このままでは昇格できない可能性もある。なお、2位のバーンリーまでの勝ち点差は9と厳しい状況。
プレミアリーグへの昇格、さらに収入の増加と経営状態の改善がなされない場合、ファイナンシャルフェアプレー制度による罰則を受ける可能性がある。
その場合は長期間の選手獲得禁止や、4700万ポンドに及ぶ巨額の罰金を科せられることが示唆されている。