3月8日、サンパウロ州サッカー連盟は「人種差別的応援が行われたため、モジ・ミリンのスタジアムを閉鎖することが決定された」と発表した。
問題となったのは3月6日に行われたモジ・ミリン対サントスの試合。
結果は2-5でアウェイのサントスが勝利しているが、終了後にMFアロウカがモンキーチャント(猿の真似をする黒人差別的ジェスチャー)を受けていたと話し、スポーツ司法裁判所の調査の上で処分が決定された。
この後さらなる調査が行われて最終的な処分が決定される予定であるが、それまでの間は永続的にスタジアムは閉鎖される。
公式
サンパウロ州サッカー連盟
「この決定は必要なものだった。モジ・ミリンのサポーターの行動は、スポーツにおける規律、ヒューマニズム、人としての基本原理を汚す行為である」
なお、モジ・ミリンはかつてのブラジル代表FWリヴァウドが選手兼会長として所属していることで知られているクラブ。
リヴァウド会長はこの処分に対して公式サイトで「この罰則には賛成できない」というコメントを発表している。
公式
リヴァウド モジ・ミリン会長
「サントスのアロウカに対して人種差別があったとすれば、私はその他人を尊重できない姿勢には反対する。人間は全て平等な存在だ。
しかし、クラブとしてはこの罰則に賛成することは出来ない。我々がサポーターの口をコントロールすることは不可能なのだ。
乱闘や物の投げ込み、あるいはフィールドへの侵入については責任を負えるが」