16日に閉会式が行われ、4年に一度の熱戦の幕が閉じたソチパラリンピック。

10日間で5競技72種目が実施され、日本人選手ではアルペンスキーの狩野亮が男子滑降、スーパー大回転の座位、鈴木猛史が男子回転座位でそれぞれ優勝し、海外開催で最多だった前回のバンクーバー五輪に並ぶ計3つの金メダルを獲得。他にも男子スーパー大回転座位で森井大輝が銀、男子滑降座位で鈴木が銅、バイアスロン男子7.5km座位で久保恒造が銅に輝き、日本は合計6つのメダルを獲得した。

さて、パラリンピックでも開会式と閉会式が行われたフィシュト五輪スタジアムだが、2018年のロシアW杯でも会場の一つとして使用される予定となっており、今後は4年後のサッカーの祭典に向けて増席・改修が行われる。

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完成予想図。この改修により収容人数は40,000人から47,659人へ増加する。

オリンピック・パラリンピック開催期間中のフィシュト。サッカーでいう両ゴール裏に選手らが入場した仮設の建物が見える。

スタジアムは今後、ロシア代表の試合や練習場として使用されるほか、コンサートなどのイベントも開催。なお、ソチにはジェムチュジナ・ソチという1990年代にプレミアリーグにも在籍したクラブがあったのだが、財政難により2013年に解散している。

フィシュトが完成するまでを追った貴重な映像。オリンピックパークの変貌ぶりも確認できる。

こちらはロシアW杯の全スタジアム紹介。

発表当時は16会場が予定されていたが、その後モスクワの2会場(モスクワ州立スタジアムとディナモのVTBアリーナ)、さらにクラスノダール、ヤロスラヴリが外され、11都市12会場へ変更。ソチはこの中で最も南に位置する。

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