W杯予選を9勝1分の無敗で突破した一方、若手の大胆起用が意外に選手層の強化には繋がらず、今月5日のフランスとの親善試合では0-2で敗れたオランダ。さらに先日、ロッベン、ファン・ペルシーとともに絶対的な主力選手とファン・ハール監督が語っていた中盤のストロートマンを怪我で失い、本大会に向けて不安が高まっている。
今年、協会創立125周年を迎えたオランダは26日、ブラジルW杯に向けた新しいアウェイユニフォームを発表。リークされていたものと同じ、青のユニフォームが登場した。(着用選手は左からダフィ・クラーセン、ジャン=ポール・ボエチウス、ヨエル・フェルトマン)
オランダの“青”は「ナッサウ・ブルー」というオランダ王室を象徴する色。そこに、オランダの生活や風景に欠かせない水の輝きと深さを表現した幾何学模様のグラデーションを取り入れている。
完全に青と言える青は、ベルギーと共催したEURO2000以来の採用で(EURO2008は水色に近いカラー)、W杯モデルとしてはその2年前、1998年フランスW杯以来となる。
エンブレムは125周年の記念デザイン。シャツの内側には王室を表す王冠が見える。
濃淡のグラデーションはポルトガルのホームなどにも見られ、NikeのブラジルW杯モデルにおける一つのトレンドのようだ。なお、袖を折り曲げると裏地のオレンジが現れアクセントとなる。