前線の補強を視野に入れるアーセナルは、ベンフィカの若きストライカー、ロドリゴの獲得を目指しているようだ。

ロドリゴ・モレノ・マシャド、通称ロドリゴは、ブラジル・リオデジャネイロ出身の23歳のFW。10代前半でスペインへ渡り、2009年にセルタの下部組織からレアル・マドリーへ加入。Bチームのカスティージャなどでプレーしながらアンダー世代のスペイン代表として活躍し、2010年にディ・マリアの取引でベンフィカへ移籍している。

今季はリーグ首位を走るチームで既に二桁ゴールを記録し、先日のヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグ、AZ戦でも2ゴールを決めチームのベスト4入りに貢献。ヨーロッパ中のクラブが欲しがるストライカーに成長したロドリゴに対し、アーセナルはこの夏の市場で1500万ポンド(およそ25億円)の値をつけると『Daily Star Sunday』が伝えている。さらにプレミアリーグの上位クラブでは、リヴァプール、チェルシーといったクラブも彼に興味を抱いているようだ。

ロドリゴはベンフィカ加入が決まった直後の2010-11シーズン、ローンで出されたボルトンでプレミアリーグでのプレーを既に経験済み。このときは17試合の出場(それもほとんどが途中交代)、わずか1ゴールに留まったが、当時と比べてプレーが進化しているのは明らかであり、動き出しのセンスや左足のシュートのシャープさなどから「NEXTファン・ペルシー」の雰囲気も漂わせるアタッカーの進路に注目が集まっている。


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