4月22日、イラン北西部の都市タブリーズで行われたトラクトル・サジ対レフウィヤの試合は、後半途中に一時中断となった。
試合開始時から雨が降り続いていたが、後半になって天気は激しさを増した。後半開始直後には無数のあられが降り注ぐ状態となり、たまらず主審は56分に選手をベンチに引き上げさせる。
ホイッスルが鳴った瞬間、助かったとばかりに選手も審判もこの急ぎよう。
ピッチは瞬く間に真っ白に。
タブリーズはイランの北西部にあり、加えて標高も高いため寒さが厳しい地域ではあるが、それでも4月末という時期のあられは珍しい様子。
なお、イランは今年2月に50年ぶりと言われている大豪雪に見舞われており、北部では2メートル以上の積雪が観測された地域もあったという。
幸いにも激しい降りは長くは続かず、数十分の中断の後に再開。アウェイのレフウィヤがPKで一点を先行し、試合は0-1のまま終了した。この2チームは既にグループリーグ敗退が決まっていたため、たとえ中止になっていても大会全体の結果に大きな影響はなかった。