5月2日、『National』は「イングランド代表監督を務めているロイ・ホジソン氏は、5月15日にUAEツアーを行うマンチェスター・シティに苦言を呈した」と報じた。
現在プレミアリーグで優勝争いを行っているマンチェスター・シティは、シーズン終了後の5月15日にUAEを訪れ、アル・アインと親善試合を行う予定を立てている。元々1月に行う予定であったものがFAカップの再試合により中止になり、その代替としてスケジュールされたものだ。
ワールドカップのメンバー入りが決定的なジョー・ハートとジェームズ・ミルナーの両名については、マヌエル・ペジェグリーニ監督が「起用はしない」と約束はしているものの、UAEへの旅には帯同する予定となっている。
19日からワールドカップに向けた合宿を行うイングランド代表の監督を務めているロイ・ホジソン氏は、このスケジュールに対して不満を表明。長いシーズンを戦った後の選手に往復16時間の旅を強いることに苦言を呈した。
National
ロイ・ホジソン イングランド代表監督
「私はFA(イングランドサッカー連盟)を通じて各クラブにレターを送った。私の意図を伝え、計画に合わせてくれるように依頼するものだ。
それはシーズン最後の試合から我々(イングランド代表)が合流するまで、選手は完全に自由とし、フットボールからの休息を与えて欲しいということだ。
これは我々が望むものだ。しかし、要するに、我々はそれをコントロール出来ていないということだ。
私は出来ることはやった。私はイングランドの監督だ。イングランドの監督として、シーズン終了後、彼らは1週間フットボールから離れさせるのが最良であるとクラブに伝えた。リラックスし、頭をクリアにすることで、5月19日からはワールドカップを勝ち取るために集中力と体力を使えるんだ。
しかし、クラブが『それに興味はない。他にすることがある』というのであれば、私がそれに対して可能なことは何もない」