チェルシーの指揮官ジョゼ・モウリーニョが、イングランド代表監督に就任間近であったことを、英国『Mail Online』が伝えている。

2007年9月、オーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏との確執によりチェルシーの監督を解任されたモウリーニョ。その翌年7月にはインテルの新指揮官に就任したが、イングランド代表監督のオファーを受けていたという。

当時のイングランド代表はユーロ2008の予選中。結局予選で敗退し、本大会行きを逃すのだが、この時チームを率いていたスティーヴ・マクラーレン氏の後任としてFA(イングランドサッカー協会)はモウリーニョと交渉を続けていたそう。

そして、彼の決断を阻んだのは、妻の一言だったようだ。

ジョゼ・モウリーニョ

「どれだけ交渉が進んでいたかって?

あの時は、もうほとんどイングランド代表監督になりかけていたよ。

だけど、ならなくて正解だった。私の妻が正しかったよ。

彼女は私に『引き受けない方がいい』と言ってきたんだ。7年も前の話だけどね。

私は、大きな大会のために2年も待てなかったんだ。カザフスタンやサンマリノといったチームと対戦するするためだけに2年間を費やすことができなかった。それは私のためにならない。

最終的に、妻がまたこう言ったよ。『サッカーや試合のない生活は、あなたのためにならない』とね」

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