7月31日、『Africanfootball』は「セーシェルサッカー連盟は、2015年アフリカネイションズカップの予選を戦わず、撤退することを決定した」と報じた。

セーシェル共和国はマダガスカルから北東に1100kmほど離れたインド洋に浮かぶ島国で、おおよそ155程度の島で成り立っていると言われている。

1976年にイギリスから独立し、アフリカネイションズカップには1990年大会の予選に初参加。これまで1992年、1996年大会の予選を棄権しており、最初から参加しないことも多かった。もちろんネイションズカップとワールドカップ本大会への出場経験はない。

セーシェルは1次予選で対戦したガンビアがCAF U-20選手権予選での年齢詐称事件から資格停止処分になったため、戦わずして2次予選に進出していた。

7月19日に行われたシエラレオネとのファーストレグではアウェイで2-0と敗北したが、ホームでの試合を残しており、逆転の可能性も残っていた。

しかし今回、最近大流行しているエボラ出血熱の感染を防ぐため、戦いを前にしてセーシェル移民当局がシエラレオネの選手の入国を拒否することを発表。サッカー連盟にとって打つ手はなく、残念ながら本戦初出場の夢は断たれることになってしまった。

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