サッカーには人と人を繋げる力がある――。

紛争や災害が発生する度に私たちは強くそのことを意識するわけだが、まもなく、現在大きな問題となっているある社会問題の解決を願い記念試合が開催されるそうだ。

2014年9月1日、イタリアのローマはスタディオ・オリンピコで、異宗教間の平和を祈る記念試合が開催されることになるそうだ。

この試合の正式名称は『Partita per la pece(英語でいうところのMatch For Peace)』といい、イタリアサッカー連盟やセリエAやローマ市などの協力の元開催される。

注目されるのは、この試合に参加予定であるメンバーだ。

公式発表があるだけでもジネディーヌ・ジダンロベルト・バッジョハビエル・サネッティリオネル・メッシジャンルイジ・ブッフォンアンドレア・ピルロサミュエル・エトー長友佑都といったそうそうたる顔ぶれが出場予定であるそうなのだ。

他にもディエゴ・マラドーナなどの出場の可能性も報じられており、まさに古今東西オールスターマッチの様相を呈している。ハビエル・サネッティが創設者の一人でもあるPUPI財団が主催であるそうだ。

この試合ではinterreligious(異宗教観)の問題解決を願っており、その言葉通り、選手選考にもその事情が反映されている。現在深刻化するパレスチナはガザ地区での社会問題も考慮しており、イスラエルの名プレーヤーであるヨッシ・ベナユンも参加するのではないかと伝えるメディアもある。

なお、試合が行われる9月1日は月曜日。各選手とも前日前々日にリーグ戦を戦うが、9月1日から9日までインターナショナルマッチウィークであり、こういった記念試合が可能なようだ。

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