新生日本代表発表前から招集が有力視されていたFC東京所属の武藤嘉紀。

8月の頭から各紙「武藤嘉紀押し」の記事が飛び交っていたが、その実力はアギーレ監督の目にもとまった様で8月28日に発表されたキリンチャレンジカップ2014の日本代表メンバーに初招集された。はたして武藤とはどのような選手なのだろうか。

武藤嘉紀は1992年7月15日東京の世田谷区で生まれた。慶應義塾大学経済学部在学中の現役大学生Jリーガー、ソッカー部を3年次に退部し今季FC東京に加入すると1年目から開幕戦にスタメンで出場を果たした。明治大学在学中にFC東京入りしルーキーイヤー開幕戦でスタメンを飾った長友佑都(インテル)とまったく同じ経路を歩んでいる。長友の初ゴールが5月だったのに対して、武藤選手の初ゴールは4月16日ナビスコカップのヴィッセル神戸戦と先輩よりも早い。

元々、慶應義塾高校に通う傍ら、FC東京U-18でプレーし2種登録もされていた武藤。2010年の高円宮杯、Jユースカップではいずれも準優勝した時のメンバーでトップチームの打診もあったというが、慶應義塾大に進学しソッカー部に入部すると、2、3年時には特別指定選手として"古巣"FC東京に戻ると今季正式に入団となった。卒業を待たずに、3年時にチームを退団したことについては内部進学だからすんなりできたということも言われている。

「(FC東京下部組織では)足技だけで抜くことは許されなかった」ということもあり技術だけでなくスピード感溢れるドリブルが武器のサイドアタッカーである。FC東京の公式サイトではMF登録だが、今季開幕戦は3トップの一角でプレーし、その後、チームが2トップを採用するとDFライン裏への抜け出しからの高い得点力という武器にストライカー的な役割としてプレーしておりFWとしての起用が多い。

高校2年時にはサイドバックも経験しており、これまでに様々なポジションをこなしてきている。身体能力が高く、ユース時代には「跳躍力に自信がある」とのコメントを残しているほか、FC東京公式サイトでは「抜群のボディバランス」の記載も見受けられるなど見どころとなる部分が多い。今季はリーグ戦20試合出場で7ゴールをあげているが、うち6ゴールがW杯中断開けということでコンディション的にも最高の状態にあるといってよいだろう。

また、「親戚にモデルがいるのではないか?」との説もあり、甘いマスクの正統派イケメン。これは日本代表女子ファンからの熱い視線が注がれることは間違いないだろう。

30日に行われたJリーグ第22節では先発をアピールする2ゴール。自身は試合後に「やっぱり、憧れている本田(圭佑)選手と一緒にやりたい。萎縮することなく、ドリブルや裏への動きを出したい」とコメントしているが、実現する可能性は高い。