イングランド代表経験もあるMFジョンジョ・シェルヴィがある男の子の夢を叶えたとして心温まるストーリーをスウォンジーのHPが伝えている。
Jonjo is Harry’s hero as @shelveyJ makes footy-mad boy’s dream come true. http://t.co/yotl34wW1M #swans pic.twitter.com/mugVlCbq6a
— Swansea City FC (@SwansOfficial) 2014, 9月 26
ロンドン在住のハリー・ジェイコブスくん7歳は大のフットボールファン。 そんな彼は自分と友達に会いに小学校に来てくれることをお願いする手紙をシェルヴィに書いて、運試しをしようと思ったんだとか。 ハリーくんはシェルヴィと同じように完全脱毛症 (alopecia totalis) に悩まされている。
ハリーくんはこんな手紙をクラブを通してシェルヴィに送った。
「あなたは素晴らしいし、47ヤード(約42メートル)からトップコーナーに突き刺すゴールも決めました。とってもとってもとってもよかったです。
あなたがスウォンジーのためにプレーしていることを知っています。僕の名前はハリー、あなたと同じように脱毛症です。(脱毛症であることを)気に入ってますか? 僕は中間(どっちでもない?)だと思っています。(毛じらみの)卵もできないし、美容院に行く必要もないので。それはいいことです。
でも、本当に(脱毛症であることを)好きなわけではありません。お願いです、僕の学校に来てもらえませんか?でもまずは僕の家に。それから、友達に会うためにあなたを学校に連れていけます」
手紙にはハリーくんの母、ニックさんからのメッセージも付記されていた。
「ハリーは本当に早い段階で脱毛症を発症しました。彼は熱狂的なフットボールファンです。あなたが尊敬できるプレミアリーグのフットボーラーであるという事実がいくらか励みになっています。自分もまだ驚くようなことを成し遂げられると。
あなたが返信してくれたなら本当に感謝します。いま彼は本当につらい時を経験しています。あなたからの返信は彼にとって本当に励みになるでしょう」
この手紙を受け取ったシェルヴィはすぐに行動を起こし、直近のサウサンプトン戦にハリーくん一家を招待。ホテルへの宿泊手配(ロンドンとスウォンジーの距離は約300キロ)に加え、シェルヴィは贈呈されたユニフォームに身を包んだハリーくんの手をとって一緒にピッチへと入場した。一家はVIP席で試合を観戦し、ハーフタイムにはハリーくんはピッチ上でPKも蹴ることができた。
ハリー君の思いに応え素晴らしい心意気を見せたシェルヴィはこのように話している。
「手紙を受け取った時、ハリーに思いを馳せました。自分の経験をいくらか彼と共有するのは僕にとっていいことだったし、正しい道へ導いてあげたい。最高のシーンだったのはチームと一緒に(ピッチに)出る時の彼の顔つきを見ていたとき。素晴らしい時間、と彼は言ったんです。それはとてもスペシャルでした」