以前、イタリア・セリエBで「ペルージャが首位に立った」というニュースを取り上げたが、またしても面白いニュースが飛び込んできた。
セリエBは24、25日にかけて第10節が行われたのだが、前節首位だっフロジノーネはエンテッラにアウェーで0-1で敗戦、2位だったリヴォルノもホームでスペツィアに0-1で敗れて両者足踏みとなった。
この結果、カルピ、トラーパニ、ボローニャ、フロジノーネの4チームが勝ち点18で並ぶことに。セリエでは同勝ち点の場合は得失点差や当該チーム同士のスコアは関係がないため、首位に4チームが並ぶ事態になっている。
セリエB公式サイトより、4チームが首位となっている。
ちなみに、前節7位から首位タイにたったトラーパニの得点は16、失点は19、つまり得失点差は何と「-3」で、首位なのに得点よりも失点が多いという異例のケースとなった。また、トラーパニは100年以上の歴史があるチームながら今季が初のセリエB昇格で(10年前はセリエDでプレーをしていた!)嬉しい珍記録が2つ誕生した。
テルナーナに勝利し首位に立つトラーパニトラーパニのキャプテンでDFルーカ・パッリャルーロは公式webサイトに対して、
「前半は相手に苦しめられたが、後半はよりアグレッシブな姿勢が出せた。セットプレーはいつも練習しているので(後半はセットプレーからたくさんのチャンスを作り)こういう結果になって非常にうれしい。」
と語っている。
尚、10位のヴィルトゥス・ランチャーノの勝ち点は15、10チーム以上が勝ち点3差で競う大混戦となっている。