8月29日、イタリア2部・セリエB、およびイタリアサッカー連盟は「2014-15シーズンに2部を戦う最後のチームは、ヴィチェンツァに決定した」と公式発表した。
昨季も22チームで開催されていたセリエBであるが、今夏はレッジーナ、ユーヴェ・スタヴィアが3部に降格、パドヴァが倒産、シエナが降格処分、そして残留プレーオフで敗れたノヴァーラと5チームが抜けることに。
昇格については3部にあたるレガ・プロのA、Bリーグでそれぞれ2位以内に入ったペルージャ、フロジノーネ、ヴィルトゥス・エンテッラ、プロ・ヴェルチェッリの4チームが決まっていたため、一時構成が21チームという状態になった。
そうなると毎週1チームが浮く形になってしまうため、20チームに縮小するか、あるいは22チームに増加するかの判断を迫られていた。
そして前者の案では誰かが強制的に降格させられる、あるいは昇格を取り消されるということから各チームが反対し、22チーム案が採択された。
しかしでは誰が残り1チームになるのか? という点で非常に難しい状況となった。残留プレーオフで敗れたノヴァーラ、昨季21位のレッジーナ、3部B3位のレッチェなどが候補になったものの、最終的には喧々諤々の議論の末に3部A5位のヴィチェンツァが選ばれることとなった。
セリエBの開幕戦は29日に行われる予定であったが、チームが未定となっていたためそのうち1試合は延期になり、ヴィチェンツァ対ラティーナは後日スケジューリングされる予定となっている。