8月1日、『L'Equipe』は「リュゼナックの2部昇格を拒否していたDNCGとCNOSFの判断は、トゥールーズ行政裁判所で無効と結論付けられた」と報じた。

昨季3部にあたるナショナル・リーグで2位となったリュゼナックは、人口600人という小さな町にあるクラブとして知られる。また元フランス代表GKファビアン・バルテズがCEOを務めていることでも有名。

しかしDNCG(Direction Nationale du Contrôle de Gestion、フランスリーグに所属するクラブの経営を監視する組織)によって経済的基盤の脆弱さを懸念され、今夏は昇格が禁止に。LFP(フランスプロサッカーリーグ連盟)、FFF(フランスサッカー連盟)、CNOSF(フランス国立オリンピック委員会)全てによって却下されており、最後の手段として行政裁判所に訴えることを選択していた。

そして今回、トゥールーズ行政裁判所はこれらの連盟による判断を無効と結論付け、DNCGには8日以内に再検査を行うことを指示した。

しかし、既にリーグ・ドゥは20チームで構成されており、開幕は今日の夜。1チームを降格させるということは不可能と判断されており、日曜、あるいは月曜に委員会を緊急招集するとともに、21チームでスケジュールを組みなおすことになると考えられている。

ただし、DNCGがそれでもリュゼナックを昇格させないという方針になる可能性はあり、今回でもまだ完全に決まったわけではない。

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