アーセナルの指揮官アーセン・ヴェンゲルが、UEFAのある決定について批判している。

先日行われたサンダーランド戦でアーセナルに通算2000勝をもたらし、就任19シーズン目を迎えるヴェンゲル監督。開幕直後から怪我人に見舞われ絶好のスタートを切ることはできなかったが、徐々に結果を残し始めチームは現在プレミアリーグで4位につける。11月11日のRemembrance Dayを前に、ロンドン地下鉄で車内アナウンスを行うこともすでに伝えられている。

そんなヴェンゲル監督が辛口に評したのは、UEFAチャンピオンズリーグにおける新たなシードシステムについてである。

このニュースはすでにQolyでもお伝えしていたのだが、実は来シーズンからUCLのグループステージ抽選会にちょっとした変更が加えられることになっている。これまで抽選会では出場チームを過去5シーズンのUEFAコンペティションにおけるポイントで上位を振り分けていたのだが、新シーズンからは、第1ポットのチームはUEFAランキング上位7ヵ国の国内王者+UCL前年度王者=8チームという構成へと変更される。

このルール変更により、これまでグループステージではまず実現しなかったバルセロナ対チェルシー、あるいはバイエルン・ミュンヘン対アーセナルといった組み合わせが発生する可能性がある。

UEFAは「スポーツ的なメリット」に基づき今回の変更に踏み切ったとされているが、ヴェンゲル監督は今回のアイディアに意見があるようだ。

アーセン・ヴェンゲル(アーセナル監督)

「必要のないことだ。なぜなら、この大会は世界で最高の大会であり、最も賞賛されるものだからだ。誰もがそれを見たいと思う。

UEFAが抽選会のシードシステムを変更したことに私はとても驚いた。どうなるか見てみようじゃないか!この変更は抽選におけるシードをただ役に立たないものにするだけだと考えている。

論理が尊重されていないよ。私にとっての論理とは、ヨーロッパでプレーする限りは結果でしかない」

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