12月1日、『GrParlamento』は「イタリア審判協会会長を務めているマルチェロ・ニッキ氏は、ゴールラインテクノロジーの導入は金の無駄だと話した」と報じた。
昨年のクラブワールドカップで初めて導入され、大きな話題となったゴールラインテクノロジー。日本のソニーの傘下にあるホークアイ社が開発したシステムが使われていることでも知られている。
先日のワールドカップでも映像でボールがラインを割ったかどうかが確認される場面があり、効果が発揮されていることは事実である。
しかしマルチェロ・ニッキ氏は、コストの問題を考えればあまりにも不合理なものだと話し、テクノロジー導入に反対していることを明らかにした。
マルチェロ・ニッキ イタリア審判協会会長
「明らかに、テクノロジーを導入する方が容易ではある。しかしそれは審判の問題ではない。コストと実益の問題だ。
一つのスタジアムあたり25万ユーロ(およそ3500万円)として見積もられていると耳にした。それは非合理的な金額だ。私は、サッカーは常に進歩すべきものだと考えているが、人々は建設的ではない議論を行う。昨日、彼らはゴールではなかったゴールについて長い間話していた。
ゴールラインレフェリーが導入されて以来、ラインとボールの交差についてはいずれの判断も不正確ではない。
(ウディネーゼのジャンパオロ・ポッツォ会長がパオロ・ヴァレリ主審を批判したことについて)
ポッツォの言葉は醜いと感じた。過ちを批判するのは構わない。しかし、個人攻撃は受け入れない。快適な椅子に座っている者たちは、喋る前に慎重に考えるべきである」