現地時間21日をもって終了したTOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ2014。モロッコで行われた今大会は、レアル・マドリーの初優勝で幕を閉じた。

マラケシュで行われたサン・ロレンソとの決勝戦。公式戦21連勝中のレアル・マドリー相手に南米王者がどれだけやれるかに注目が集まったが、結果は2-0の快勝に終わった。37分、セルヒオ・ラモスが先制に成功すると、後半にはギャレス・ベイルが追加点。

大会名称が現在のものになってから初めての参加となったレアル・マドリーだったが、その戦いぶりは盤石であった。これで公式戦の連勝記録を22に伸ばし、 世界記録となる国際タイトル獲得数を23に更新したのであった。

さて、そんなこの試合でめでたい記録を樹立したのが、レアル・マドリーのキャプテンであるイケル・カシージャスだ。

この試合でレアル・マドリー通算700試合出場を達成したカシージャス。この数字は1位のラウール・ゴンサレス、2位にマヌエル・サンチスに次ぐ同クラブ史上3番目の記録であるが、節目となった出場試合数をこの歴史的一戦で記録するあたりに、この選手が持って生まれた“何か”を感じる。

そんなカシージャスだが、今回のクラブワールドカップ優勝によって偉大な記録を達成していたようだ。クラブ、代表を通じて、キャプテンとして出場した主要コンペティションで、実に8つのタイトルを制覇したという。

【イケル・カシージャスがキャプテンとして獲得した主要タイトル】

(クラブタイトル)
リーガ・エスパニョーラ:2011-12シーズン
コパ・デル・レイ:2010-11、2013-14シーズン
スペイン・スーパーカップ:2012年大会
UEFAチャンピオンズリーグ:2013-14シーズン
UEFAスーパーカップ:2014年大会
FIFAクラブワールドカップ:2014年大会 ←New

(代表タイトル)
UEFA欧州選手権:2008年大会、2012年大会
FIFAワールドカップ:2010年大会

参加しうるコンペティションのほぼ全てで優勝を達成したカシージャス。しかも、そのほとんどをキャプテンとして成し遂げたというのだから驚きである。

ちなみに、カシージャスは2002年にトヨタカップの優勝経験もある。LFP、RFEF、UEFA、そしてFIFA主催のコンペティションではこれで21個目のタイトルとなった。

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