近年、フットボールシーンで「ホワイトカード」という用語が時折話題になっているのをご存知だろうか?

プラティニ会長をはじめとするUEFAの要人たちが導入を進める新たなルールである(詳細はこちらの記事を参照)。

要はラグビーで導入されている「シンビン制度」と同じで選手を一時的に退場させる措置であり、相手選手を負傷させたり審判への執拗な抗議を行った選手にこのカードを提示する。これにより、現行の競技規則で生じている不公平性を是正しようという考えなのだ(具体的な退場条件や退場時間は未だ検討されている)。

そんな「ホワイトカード」の導入について、あの名物レフェリーがコメントしている。

これまで数々のビッグマッチを捌き、その風貌から日本でもお馴染みのピルルイジ・コッリーナ氏である。

現在はUEFAの最高審判責任者を務めるコッリーナ氏。以前、現在の競技規則がアンフェアだと指摘し、ホワイトカードの必要性を説いていたとQolyでもお伝えしたが、国際サッカー評議会(IFAB)への提案を前に、再び好意的な見解を述べた。


ピエルルイジ・コッリーナ(UEFA審判委員長)

「(審判が選手に対して)メッセージを発することは重要だ。

フィールド上でシミュレーションをしたり、いつも審判の決定に不満を言ったり抗議している選手がいることがポジティブなメッセージだとは思わない。

そのため、与えられるべきメッセージはプレーに対してより正確であり、5分、7分、10分といった一時退場処分であるかもしれない。何分に設定するのが正解なのかは分からないけどね。

私たちはUEFAのユースのコンペティションでシンビン制度の一種を経験した。

その結果はポジティブなものだった。

疲労は試合の終わりに向かうにつれ、正しい判断と引き換えに落ち着きを奪い去りうる。

特に、非常に速いスピードで進む現代的なサッカーにおいては、(判定が)正しいことはきわめて大切なことである」