日本でのTV中継時間
ここまでは1位通過時と2位通過時で選手たちに与える影響がどれだけ違うかを見てきた。
では、そんな選手たちの戦いを日本から見守る私たちにとってはどうなのだろう?
今大会は日本より1-2時間早いオーストラリアでの開催であるため、オフィスアワーにキックオフされる試合が少なくない。私たちがより試合観戦しやすい時間にキックオフしてくれるのは、はたしてどちらのパターンなのだろうか?
ここでも1位通過した際のメリットが出ている。
というのも仮に日本が2位通過した場合、イランとの準々決勝は23日(金)の午後3時30分がキックオフなのである。
これはなかなかショッキングな時間帯である。学生、社会人にとっては予定が埋められていることが一般的であり、しかも相手は強敵のイランである。こうした「絶対に負けられない戦い」こそ、みんなで応援したいものである・・・。
一方、金曜日の午後6時であれば、社会人でも学生でも頑張ればなんとかなるかもしれない。日本代表には是非とも1位で通過してもらい、多くの人が準々決勝を視聴できる時間帯での試合の実現を期待したい。
ちなみに、いずれの条件で勝ち抜いたとしても、準決勝は平日の午後6時、決勝は土曜日の午後6時にキックオフされる。やはり最も視聴者数が多いのは決勝戦になりそう。
対戦相手
最後に検証するのは、対戦相手についてである。準々決勝以降はトーナメント制で行われるため、勝ち上がりのパターン次第では当然対戦する相手も変わってくる。
連覇を狙う日本にとってみれば、どこが相手だろうが関係ない。すべての試合で勝つのみだ。
しかし、どの相手とどのラウンドで対戦する可能性があるかぐらいは予め知っておいてもいいだろう。
こちらが、日本が対戦する可能性のあるチームをラウンドごとに分けた表である。
目標が連覇である以上どちらが得、損ということはないが、仮に日本がグループDを首位で通過すれば、前回大会で実現した日本対オーストラリアという組み合わせが決勝戦で再現される可能性は消滅する。
決勝戦の会場は8万人のキャパシティを誇るスタジアム。圧倒的なアウェーで決勝戦を迎えるという最悪の事態を避けるためには、やはりグループステージを首位で通過したいところだ。