HJKヘルシンキ(フィンランド)への移籍が発表された田中亜土夢、日本にはあまり馴染みのない国だがどんなところなのだろうか?簡単に説明したいと思う。


フィンランドとは?

フィンランドは北欧の国の1つ、スウェーデンなど他の北欧諸国と似たような国旗だがその通りでスウェーデンの東側、ノルウェーの南側に位置する。スカンジナビア半島の付け根といったほうがわかりやすいだろうか。

フィンランドの地図、首都ヘルシンキは国の南部にある

日本では、携帯電話メーカーの「NOKIA」、漫画「ムーミン」、ファッションブランドの「マリメッコ」などが有名だ。

寒冷な気候だが、音楽は激熱。特にへヴィメタルの良質なバンドを多数生み出しており、日本でも人気のSonata Arctica、Nightwish、Children of Bodomといったビッグアーティストが名を連ねる。将来有望なバンドが来日して行う「フィンランドフェス」というイベントがあるほどだ。

意外と日本と接点の多いフィンランドだけに駐日フィンランド大使館も田中選手の入団を歓迎したメッセージを残している。


国旗は、白地にキリスト教を反映しているという青十字が描かれている。ちなみに、国民はフィンランドではなくスオミ(Suomi)と呼んでいる。


HJKヘルシンキって?

首都ヘルシンキをホームタウンにしている。HJKとは「ヘルシンギン・ヤルカパッロクルビ」の略で「ヘルシンキのサッカークラブ」という意味である。

元フィンランド代表MFヤリ・リトマネンをはじめ国内の有望な選手の多くはこのクラブから海外のビッグクラブへステップアップを果たしている。国内リーグは現在6連覇中で優勝27回を数える。他を寄せ付けない同国一のクラブである。

欧州ではなかなか成績を残せていないが、1998-99シーズンに元フィンランド代表MFミカ・レーコスオを擁してチャンピオンズリーグ本戦に出場、ベンフィカらの前にグループ最下位に終わったがHJK旋風を巻き起こした。

テーム・タイニオ、ヤリ・リトマネンら大物選手は現役の晩年を同クラブで過ごした。選手を輩出するばかりでなく国内へ戻ってきた際の受け皿としても機能している。

また、クルビ04というリザーブチームが3部リーグにあり若い選手は活躍するとHJKヘルシンキでプレーできる、という一面もある。先の入団発表でも登場した元フィンランド代表MFアキ・リーヒラーティー氏はCEOになるまでは同チームの監督を務めていた。


HJKのロゴ

Qolyでお馴染みといえば、FWヨエル・ポフヤンパロ(現在はドイツへレンタル中)。 162秒でハットトリックを達成したと大きな話題となった。


国内リーグは?

ヴェイッカウスリーガ(国内リーグ)は12チームが参加して総当たり3回戦春秋制で行われる。昨シーズンは4月上旬からリーグがはじまり、10月下旬には終わっている。Jリーグよりも比較的遅く始まり、早く終わる傾向がある。

外国人はイングランドのクラブから若手がオフシーズンを利用してレンタルで経験を積みにくるほか、アフリカの外国人選手が多く、アジア人が在籍することは極めて珍しい傾向がある。

田中は同リーグに挑戦する初の日本人になる。