イングランド・プレミアリーグのチェルシーFCは「火曜夜にパリの地下鉄に置いて人種差別的行為を行ったと考えられている3名のファンを入場禁止にした」と公式発表した。

先日のUEFAチャンピオンズリーグを観戦に訪れたチェルシーファンの一部が、地下鉄で黒人男性を締めだすととともに「おれたちは人種差別主義者だ」と歌った。

その場面が撮影された動画はあっという間に世界中に広まり、サッカー界に留まらず大きな問題となった。

チェルシーはこれらに関与したとされる3名のファンについて一時的に入場禁止処分を科すことを決め、今後十分な証拠が見つかり次第永久追放にすることを発表した。また、この出来事を目撃した方から更なる情報提供を求めている。

この事件には各方面から批判のコメントが寄せられているが、その一方で公共の地下鉄内での行動であったために各国連盟やUEFAのコントロール下にはなく、当局やクラブの処分に委ねられることになる。

既に被害を受けた黒人男性は正式に訴えを起こしたことが確認されており、警察によって事件に対しての捜査が進められている。

なお、フランスではこれらの差別的行為は法律違反であり、有罪になった場合最大3年の懲役、最高で4万5000ユーロの罰金が科せられる。

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