2月19日、イングランド・プレミアリーグのQPRに所属している元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドは、自身のSNSで人種差別問題について語った。
先日世界中で大きな話題となった一部のチェルシーファンによる人種差別的行動。パリの地下鉄で黒人男性を電車から排除し「おれたちは人種差別主義者だ」と歌っていた場面は、サッカー関係だけでなく様々なメディアで取り上げられることになった。
これまでにも多くの問題に対して言及を続けてきたリオ・ファーディナンドは、サッカー界の力を持つ人々に更なる努力を求めたほか、社会全体での動きも必要ではないかと話した。
リオ・ファーディナンド
「チェルシーファンによる地下鉄での人種差別的行為は明らかに恥ずかしい行動である。
しかし、サッカーはこれを変えることが出来るのだろうか? そんな力を持っているのだろうか?
サッカーはこれを変えたいと思っているのだろうか? サッカーに関わっている力を持つ人々は、本当に人種差別を根絶するための努力をしたいと思っているのだろうか?
サッカーは1970~80年代から長い道のりを歩んできたが、我々は皆少し独りよがりになっているという罪を犯してはいないだろうか?
サッカーは人種差別と闘うために、長い間多くの事をしてきた。
しかし、社会がもっと物事を変えるために動かなければならないのか、あるいは社会にあまりにも憎悪が溢れすぎているのだろうか?」