藤枝MYFCは2009年1月、藤枝ネルソンCFを母体に、サッカークラブ育成オンラインコミュニティ「MYFC」の運営クラブに選ばれ創設。オーナー会員が協力してプロクラブの運営を目指す、日本初、世界でも2チーム目のクラブとなった。

当初の監督はあの釜本邦茂氏だったが、間もなく元日本代表DFの斉藤俊秀が選手兼監督として指揮官に就任。2010年1月には東海の強豪、静岡FCと統合し、2012年にJFLへと昇格。そして昨年、清水エスパルス、ジュビロ磐田に続く、静岡第3のJクラブとしてJ3に参入した。

初年度は選手時代の1984年、日本人として初めてブラジルでプロ契約を結んだ水島武蔵監督とともに戦ったが、結果は12チーム中11位と低迷。そうした中で、FC刈谷から加入したFW大石治寿が得点ランキング2位タイの17ゴールを決めて気を吐いた。

今季のJ3に向けては、高校年代で実績のある大石篤人氏がヘッドコーチから昇格。戦力面ではエースの大石が残留したほか、中心ラインにDF福王忠世(鳥取)、MF富井英司(盛岡)を補強。また攻撃的なタレントとして、年代別の日本代表でもプレーしてきた19歳のアタッカー、小川直毅(G大阪)を期限付き移籍で獲得している。(GKが現状、昨季レギュラーの朴一圭しかいない点が気がかり・・・)

Fujieda MYFC 2015 Razzoli Home

その藤枝の2015シーズン新ユニフォーム。サプライヤーは引き続き、サッカーやフットサル、ビーチサッカーのブランドであるラッツォーリ(Razzoli)。2013年からチームをサポートしている。

今季のユニフォームは『躍動感』をイメージしてデザインされており、胸から放射状に伸びるグラフィックが特徴。ホームはクラブカラーである藤色をベースに紫を組み合わせ、差し色として首元に明るい緑を配した。

Jリーグ創設当初、ヴェルディ川崎が使用していたユニフォームを思わせるデザイン。また、パンツとソックスが黒に代わったことで力強さが増した印象だ。


Fujieda MYFC 2015 Razzoli Away

白のアウェイ(2nd)も同じテンプレートを使用。

GKモデルは、ホームが黄色、アウェイが緑となっている。

このデザイン、胸スポンサーに漫画の“集中線"が向けられているようで、なかなか効果的?

そのユニフォームスポンサーは、胸の「福工房」が昨季から継続。背中、袖、パンツは今のところ空白のようだ。

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