2月27日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのミランの株式を購入すると噂された中国企業が、その報道を否定した」と報じた。

先日、中国の企業複合体である大連ワンダがACミランの株式30%を1億4950万ユーロ(およそ202億円)で購入しようとしている、という噂が流れた。

大連ワンダは中国の実業家ワン・チャンリン氏が設立した不動産会社を起源とした企業複合体であり、ショッピングモールやホテル事業などに加え、近年ではサッカークラブの経営にも手を出している。

今年1月にはアトレティコ・マドリーの株式20%を4500万ユーロ(およそ61億円)で購入し、最近ではスイスのスポーツマーケティング会社インフロント(ゼップ・ブラッター氏の甥が経営している)を買収した。

しかし、大連ワンダはACミランとの接触を認めながらも、価格が高すぎるとして現在のところ購入の可能性はないと発表したとのこと。

大連ワンダ

「ベルルスコーニはチームを売却するに当たって10億ユーロ(およそ1350億円)を求めている。

ワンダはアトレティコ・マドリーの価値を2億2500万ユーロ(およそ304億円)、インフロントの価値を10億5000万ユーロ(およそ1418億円)と見積もっている。

ミランが要求した10億は、セリエA全体を意味しているのか?ワンダをそんなに愚かだと思っているのだろうか」

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