3月3日、カザフスタンサッカー協会は「グラスホッパー・チューリッヒに所属している元ドイツU-20代表MFアレクサンダー・メルケルが招集に合意した」と公式発表した。
アレクサンダー・メルケルは1992年生まれの23歳。ドイツ系ロシア人の両親を持つ選手で、カザフスタンのペルヴォマイスキー出身である。シュトゥットガルトの下部組織で育成され、その後2008年にACミランに移籍して大きな注目を集めた。
2013年にはウディネーゼに引き抜かれ、昨年はワトフォードにレンタル移籍。今季は上記のようにグラスホッパーに貸し出され、背番号10を背負って前半戦6試合に出場している。
これまでドイツの各年代で招集されてきたものの、フル代表の経験はなく、カザフスタンの招集を受ける権利も持っていた。
なお、カザフスタンは3月28日にEURO2016予選のアイスランド戦を控えており、おそらくここでメルケルが初招集されるものと考えられている。