東北地方太平洋沖地震の発生からまもなく4年を迎えます。

Qolyでは昨年に続き、2011年3月11日に際し世界中のフットボールファミリーが届けてくれた応援メッセージをここで再び掲載したいと思います。

今回の震災を通じて私たちは、サッカーというスポーツが世界中の人々の心を繋げてくれることを学んだ気がします。

復興に向けての道のりはまだまだ険しいものです。

しかし、世界中のフットボールファミリーからの力強いメッセージに元気付けられた人も少なくないはず。

被災者の方に少しでも勇気をお届けできれば幸いです。

あの日あの時、世界中のサッカー選手および関係者が残した言葉の数々を振り返ります。


リヴァプール

「私たちの心は日本の皆さんとともにいます。日本のリヴァプールサポーター、そして今回の地震の被害にあわれた全ての方に支援とお祈りをお送りします。あなたは一人じゃない」

―2011年3月11日17時07分


内田 篤人(シャルケ)

「日本の皆へ
 少しでも多くの命が救われますように
 共に生きよう!」

―2011年3月12日 ブンデスリーガ第26節 シャルケ対アイントラハト・フランクフルト戦終了後


長友 佑都(インテル)

「どんなに離れていても心は一つ。
 一人じゃない
 みんながいる!
 みんなで乗り越えよう!
 You'll never walk alone.」

―2011年3月15日 UEFAチャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦2ndレグ バイエルン・ミュンヘン対インテル戦終了後


ジュゼップ・グアルディオラ(当時バルセロナ監督)

「昨日クラブの方から正式に日本との連帯を表明したように、私もチームの代表としてご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。

本当に壊滅的です。映像を見ただけでその猛威がいかなるものか分かります。

こういった自然災害は様々なものに影響を与えます。原発の件もいち早く解決できることを願っています。深刻な問題になる可能性がありますからね。

そして日本がこの困難を乗り越え、立ち上がることを心から願っています。

本当に残念に思います。復興することを願っています。被災した人々に全ての愛情を送りたいと思います。

数年以内に再び、アジアツアーをプレシーズンに行う予定でいます。その時に日本を訪れ、人々と触れ合う機会が訪れることを願っています」

―2011年3月12日 リーガ・エスパニョーラ第28節セビージャ対バルセロナ戦試合前日会見


ジョゼ・モウリーニョ(当時レアル・マドリー監督)

「日本の震災については私も心を痛めています。我々の気持ちは日本と共にあります。

軽々しく言えることではありませんが、希望を持ってほしい。日本は素晴らしい国で、国民には規律があり助け合いの精神があると感じています。

震災で亡くなられた方々へ哀悼の意を表す一番の方法は、新たな未来を切り開くことです。残された人々には、新たな未来が切り開けます。それが亡くなられた方々への哀悼になると思います。

日本人の皆さんには規律を重んじる心と強い精神力があります。

今回の悲劇に立ち向かい、未来を切り開くこと。皆さんにはそれが実現できると信じています。私自身も日本を訪れて皆さんに私の気持ちを伝えたいと思っています。

被災者の方々のために、私にできることがあればヨーロッパでも日本でも力になりたいです」


レアル・マドリー


「El Real Madrid, con Japón(レアル・マドリーは日本の皆様と共にいます)」

―2011年3月12日 リーガ・エスパニョーラ第28節 レアル・マドリー対エルクレス戦試合前


セビージャ

セビージャ対バルセロナ

「頑張れ、日本!僕らは君と共にいる。」

―2011年3月13日 リーガ・エスパニョーラ第28節 セビージャ対バルセロナ戦試合前

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