シャルケとのUEFAチャンピオンズリーグに敗れたレアル・マドリー。

アグリゲートスコアで上回り準々決勝に進出したものの、これで公式戦2連敗である。

公式戦22連勝を達成するなど、とにかく強かったあのマドリーに元気がない。サンティアゴ・ベルナベウでの試合だったこの日も前半の時点で相手に2点を許すと、結局試合は3-4で敗戦。クリスティアーノ・ロナウドの強烈なヘディングシュート2発などで最悪の事態は免れたものの、試合内容は総じてシャルケが上回っていた。

そんなマドリーは先週末のリーグ戦でもアスレティック・ビルバオ相手に白星を献上していた。

"要塞“として知られるサン・マメス・バリアでの試合は0-1と敗れたが、この試合で生まれたゴールがなかなかのインパクトであった。あなたはもうご覧になった?

ミケル・リコのクロスにFWアリツ・アドゥリスが見事に合わせてゴール!別アングルからもう一度。

エリア外から気配を消して侵入し、まるで忍者のようにゴールを奪取。チームに勝ち点3をもたらした。

驚くべきはその滞空時間である。ヘディングの打点こそそこまで高くはないがまるで空を飛んでいるかのように“滑空”し、イケル・カシージャスからゴールを奪って見せた。

1981年生まれのアドゥリスは34歳。スペイン代表経験もある選手で、サンセバスチャン出身ということでバスク人である。

裏へ抜ける技術、体をディフェンスに預ける技術などが高く、地味ながらも玄人受けする隠れた実力者。シュートの巧さに定評があり、ヘディングの技術も高く、このゴールが今シーズンのリーグ戦10点目となった。

なお、この10得点という数字はリーガ10位タイの数字であり、あのギャレス・ベイルと同じゴール数である。

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