アウェーゴールの差でチャンピオンズリーグからの敗退が決まったチェルシー。オーナーのロマン・アブラモヴィッチが大型投資を許可するという話が浮上する中、指揮官のジョゼ・モウリーニョはディフェンスラインの整備に動くと報じられている。
『Telegraph』によれば、モウリーニョはチャンピオンズリーグ制覇にはセンターバックが不足していると考えており、古巣レアル・マドリーからラファエル・ヴァラヌを獲得したいと考えているようだ。
ヴァラヌはモウリーニョがレアル・マドリーを率いていた頃に重宝した選手。モウリーニョのチェルシー復帰に伴い、幾度となく移籍の可能性が報じられてきた。
チェルシーは1月以降、空中戦で競り負ける機会が多く、PSGとの試合ではダヴィド・ルイス、チアゴ・シウヴァ、エディンソン・カバーニらに、バーンリー戦ではベン・ミー、アストン・ヴィラ戦ではヨレス・オコアにゴールを許してきた。
モウリーニョはパリでのファーストレグでカバーニを見失ったギャリー・ケイヒルとセカンドレグでチアゴ・シウヴァにゴールを許したジョン・テリーでは厳しいと考えており、ヴァラヌを引き入れ、カート・ズマと組ませる事を理想としているとのこと。
レアル・マドリーがヴァラヌに付けた3000万ポンド(およそ54.2億円)の値札に応じると言われているが、獲得はそう簡単に実現するものではないだろう。レアル・マドリーの指揮官、カルロ・アンチェロッティもヴァラヌの将来性を高く買っているからだ。