3月18日、『Guardian』や『Daily Mail』など各メディアは「現FIFA会長のゼップ・ブラッター氏は、TV討論会の出席を拒否した」と報じた。

今年5月末に行われるFIFA会長選挙。現職のゼップ・ブラッター氏の他、元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴ氏やヨルダン王子のアリ・ビン・アル・フサイン氏、オランダサッカー連盟会長のミカエル・ファン・プラーフ氏が立候補しており、激しい舌戦が繰り広げられている。

そしてイギリス放送局のBBCやスカイスポーツは、彼ら4名の候補者によるTV討論会を開催することを決定し、各者に招待状を送った。

フィーゴ氏、アル・フサイン氏、ファン・プラーフ氏は真っ先にそれに応じるという返答を行ったものの、現職のブラッター氏が保留の末に出席を断るという判断を下した。

もちろん各候補者はブラッター氏の姿勢に対して批判するとともに、討論会が行われないことを残念だと話した。

ルイス・フィーゴ

「残念だ。我々はファンに対する責任がある。候補者全員でこれらの議論をすることにね。4名で討論をすることは、全てのFIFA加盟協会、全てのサッカーファンにとって良いことになるはずだ。

しかし、それでも私は自分のアイデアを主張し続ける。改革を促進し、透明性を高め、何よりもまずフットボールのためになるようにね」
アリ・ビン・アル・フサイン

「この選挙活動は、FIFAの未来を左右するであろう成熟して開かれた議論のための機会であり、4人の候補者はサッカーに対しての責任があると思っている。放送局が主導したこれらは良いものだし、サポートされるべきだよ」

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