9日、Jリーグ全試合を放送する『スカパー!』は今年最初の「月間ベストゴール」を発表し、サンフレッチェ広島のFW佐藤寿人が先月6日の開幕戦で決めたこちらのゴールが選出された。

「月間ベストゴール」は節ごとのノミネートゴール(3ゴール)およびスポーツ・サッカーメディア関係者からの推薦ゴールの中から、Jリーグ選考委員が選出する。

3月は第3節までに生まれたゴールのなかから武藤嘉紀(FC東京)、大前元紀(清水エスパルス)、宇佐美貴史(ガンバ大阪)らの9ゴールがノミネートされたが、これらのスーパーゴールを抑え、サンフレッチェ広島の佐藤寿人がヴァンフォーレ甲府戦の開始10分に記録した2015シーズン第一号ゴールが選ばれた。

『スカパー!』はフェイスブック上で受賞理由を以下のように説明している。

<Jリーグ選考委員会による総評>

●技術的な観点から 後方からのロングパスに絶妙なタイミングで抜け出し、胸トラップからゴール右隅へ思い切り振りぬいたシュート。ゴールまでの距離や角度を熟知している佐藤選手だからこそ放つことのできるゴールである。相手ディフェンダーやゴールキーパーが迫ってきているなか、シュートまでのテンポを合わせるために歩数を整えるなど、落ち着いてプレーしている様子が窺える。

●チーム戦術的な観点から パスを受ける直前に佐藤選手の位置を確認し、佐藤選手が得意とする位置に正確に放った青山選手のロングパスと、それを受け、無駄のない動きでゴールした佐藤選手の見事な連携プレーで先制点をマーク。一連の動作が美しく、相手チームに付け入る隙を与えないプレーである。互いの信頼感があったからこそ生まれたゴールであった。

授賞式は4月25日に行われる清水エスパルス戦の試合前に実施される予定で、現在、佐藤寿人にトロフィーを直接手渡しするプレゼンターを募集しているとのことだ。詳しくはツイッターのリンク先から。

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