4月9日、『Express』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、もはやクラブはスター選手を売る必要性がないと話した」と報じた。
エミレーツ・スタジアムの建設による負債に苦しんでいたアーセナルは、これまで多くのスター選手が退団してきた。サミル・ナスリやガエル・クリシ、コロ・トゥレ、バカリ・サニャなどがチームを離れ、何年もタイトルを獲得できなかったクラブはそのたびに批判を受けてきた。
現在もジャック・ウィルシャーに対してマンチェスター・シティが興味を持っているという噂が流れており、主力となっている選手の流出が懸念されている。
しかしアーセン・ヴェンゲル監督は「もうそのような立場のクラブではない」と話し、ウィルシャーの去就については全く気にしていないことを明かした。
アーセン・ヴェンゲル
「私の答えは予想できるはずだ。選手というのは、23~24歳で選手となる。もしその年齢で選手を売らなければいけないということならば、他のクラブのために働いているようなものだよ。
我々はこれ以上ベストプレーヤーを売らなければならないポジションにはいない。経済的に制限があった時期には、力を発揮し始めた18~23歳の選手でも売らなければならなかったがね。しかし今は違うのだ。
(ウィルシャーにマンチェスター・シティが接近しているという噂について)
90%の選手とは長期の契約を結んでいる。だから、マンチェスター・シティが何をやっているかは知らないが、私は気にしていない。
中心選手が30歳に近づいた時には、30歳の選手を買うことはできない。22~23歳の選手を買わなければいけない。もし30歳の選手を買ったら、皆共倒れだ。
監督としては、誰でも『OK、優勝は可能だ』と言わなければならないが、未来に向けた計画を持たずして進むことはできない」