Jリーグは3月度の「明治安田生命Jリーグ コカ・コーラ 月間MVP」を発表。J1部門はFC東京のFW、武藤嘉紀に決定した。

武藤はガンバ大阪との開幕戦で劇的な同点ボレーを決めたほか、3月の3試合にフル出場し、3得点を叩き出していた。

浦和レッズの阿部勇樹、西川周作、そしてサンフレッチェの青山敏弘を抑えて、武藤が選出となった理由について、Jリーグ選考委員会は以下のような総評を発表している。

3月に開催された全3試合にフル出場。単独1位となる3得点をマークし、チームの無敗に大きく貢献。いずれも違うパターンのゴールで、日本のエースストライカーたる所以を示した。武藤選手の持ち味であるトップスピードの中にも高い技術力があり、次のプレーへの予測やゴールへの積極的な姿勢など、ファン・サポーターの期待を裏切らないプレーで観客を魅了している。全3試合の走行距離は合計で36.51kmと、FWとしてはリーグ内1位の成績を誇る。またスプリント回数はリーグ内2位の83回となり、守備にも貢献しながら、武藤選手の持ち味であるスピードと勢いがデータにも現れている。

ガンバ戦でのスーパーゴールは印象的だったほか、昨季とたがわない確かな貢献を見せており、納得の選出といえそうだ。

J2の月間MVPはジェフ千葉で圧倒的な存在感を放つブラジル人MF、パウリーニョが選出されている。こちらについては次ページで。