4月14日、『SportMediaset』は「イタリア・セリエAのユヴェントスは、ゼニト・サンクトペテルブルクに所属しているベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得に近づいている」と報じた。

記事に寄れば、ゼニトはヴィツェルの売却に対して1800万ユーロ(およそ23億4000万円)の移籍金を求めているとのことだが、ユヴェントスはそれを支払う準備があり、選手側は移籍に合意しているという。

アクセル・ヴィツェルは1989年生まれの26歳。マルティニークにルーツを持っているベルギー代表選手で、大柄な体格でありながらもスピードや技術にも優れ、攻守に貢献できるボランチとして知られている。

スタンダール・リエージュ、ベンフィカで活躍した後、彼は2012年に4000万ユーロ(現在のレートで52億円)というかなり大きな額でゼニト・サンクトペテルブルクへ移籍した。

さらに契約は2017年6月まで残っているが、ゼニト側は移籍金の支払いがあれば放出もやむなしと考えているという。

これには最近のロシア経済の低迷が関連している可能性はある。特にゼニトのオーナーはエネルギー関連企業のガスプロムであり、資源価格の影響は大きく受ける。

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