『Africanfootball』は「ガーナ代表DFサムエル・インクームは、家賃、延滞料、部屋の破損による損害賠償合わせて6万5000ドルを支払っていない疑いで訴えられている」と報じた。
サムエル・インクームは1989年生まれの25歳。アフリカネイションズカップ2大会、ワールドカップ2大会に出場した経験を持つガーナ代表の中心選手である。
バーゼルやドニプロ、バスティア、プラタニアスでプレーしたあと、昨年9月にMLSのDCユナイテッドに加入した。
記事によれば、彼とその妻は借りていた住宅の賃貸料など全てを併せて65316.01ドル(およそ780万円)の支払いを求められているとのこと。インクームの電話は解約され、連絡がつかない状況にある。
当該の住宅の家賃は毎月3795ドル(およそ45万5000円)で、2015年2月~4月の分が未払いとなっており、その合計が1万1685ドル(およそ140万円)。さらにその住宅の修繕費として37032.01ドル(およそ444万円)が計算されている。
記事によればインクーム夫妻はリビングルームの壁にテレビを設置したほか、排水設備などに大きな破損を残しており、下水道に繋がる配管に穴が開き、壁とフロアに滲出している他、自動車2台を収容できる駐車場や庭にはごみが散乱しているという。
原告の不動産会社クリス・ポール・ウィレットは、インクームが借りていた住宅の状態について「居住には不適当であり、見ていられないものだ。恐ろしいほどの悪臭がする」と評価している。なお、同社が購入した際の額は79万ドル(およそ9500万円)であったとのこと。
ちなみに、サミュエル・インクームの年俸は10万3875ドル(およそ1250万円)であったが、ヒューストン・ダイナモへの移籍が実現しなかったため、現在は無所属である。