ロシアの『sportizen』は、「新シーズンに向けて、ゼニト・サンクトペテルブルクの問題のあるポジションにおいてチームを手助けできるだろう10選手をピックアップした」とする記事を配信した。
現在国内リーグで首位に立つゼニトはCLでグループステージ3位に終わったものの、ELではベスト8にまで進出している(セビージャに敗れて敗退が決定)。
ただ、『sportizen』では今季の戦績はあまり芳しくないとして、まだ移籍シーズンまで時間があるものの、問題のある5つのポジションにおける補強候補者全10名をレビューするとした。
そのなかでまず最初に挙げられたポジションが、サイドバック(ウィングバック)。
イーゴリ・スモルニコフとドメニコ・クリッシトは国内外おいて素晴らしい選手だが、彼らに置き換われるような人材がいないという点が問題とされ、その解決策とされているのが日本代表の長友佑都。
その理由について『sportizen』では以下のように記している。
この移籍からゼニトはメリットを得ることができるだろう。まず第一に、左サイドのプロテクションにおいて、優れたパフォーマーを得る。その次は、もはやクリッシトの健康や調子に頼らなくてよくなる。3つ目は、新しいマーケットを開くことができる。クラブのオンラインストアにおける日本からのユニフォームオーダーで移籍金のほとんどを取り戻せる(?)。今季インテルがCL出場権を逃し、移籍に合意すればユウトはハッピーになれる(?)。
サイドバックの選手層強化において第1候補と考えられているようで、3つ目などはかなり現実的な見方にも思える。なお、長友に必要な移籍金は1000万ユーロ(約12億円)と想定されている。
長友に次ぐ代替案としては、フェネルバフチェのトルコ人左サイドバック、ジャネル・エルキン(26歳)の名前があげられていた。
その他のポジションの強化候補選手は以下のようなものであった。
CB=ニコラス・オタメンディ(バレンシア)、ベネディクト・ヘヴェデス(シャルケ)
DH=ルイス・グスタヴォ(ヴォルフスブルク)、ハビエル・マスケラーノ(バルセロナ)
OH=ケヴィン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク)、ロベルト・フィルミーノ(ホッフェンハイム)
FW=ラダメル・ファルカオ(マンチェスター・ユナイテッド)、カルロス・バッカ(セビージャ)
かなり豪華な顔ぶれでもはや願望に近いかもしれないが、そんななかで長友の名前があげられており、その国際的な認知度の高さが窺い知れるともいえそうだ。というより、長友とジャネル・エルキンだけがやけに現実的な気も・・・。