4月23日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのインテルは、キエーヴォ・ヴェローナに所属しているボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFエルヴィン・ズカノヴィッチとの交渉が合意に達しつつある」と報じた。

エルヴィン・ズカノヴィッチは1987年生まれの28歳。左利きの長身ディフェンダーでありながら、センターバックとサイドバックの両方をこなせ、攻撃力やキックの精度、破壊力にも定評がある。

現在はベルギーのヘントからキエーヴォ・ヴェローナに貸し出されている身であるが、セリエA一年目でレギュラーを獲得し、26試合で2ゴール2アシストという記録を残している。

2014年ワールドカップのメンバーにも入っていたが、ビザの問題で最終登録から漏れてしまったことで話題となった。

現在のズカノヴィッチの契約には100万ユーロ(およそ1億3000万円)の買い取りオプションが付随しており、キエーヴォはそれを行使すると同時にインテルへ350万ユーロ(およそ4億5000万円)で売却する方針であるとのこと。

インテルのピエロ・アウジリオSD、チーフスカウトのマッシミリアーノ・アウジリオ氏らは1年以上前からズカノヴィッチに注目していたという。

【次ページ】左サイドバック候補はもう一人?