エスパニョールとのバルセロナダービーに勝利し、首位をキープしているバルセロナ。

レアル・マドリーが勝ち点差2で迫っているが、2シーズンぶりの優勝を自力で成し遂げられる立場にいる。

CL準決勝の対戦相手はバイエルンに決定した。バイエルンといえば2シーズン前に2戦合計0-7と大敗した因縁の相手である。しかも、チームを率いるのは現在のバルセロナの原型を作ったジュゼップ・グアルディオラ。ビッグクラブ同士の対戦に間違いないのだが、それ以上に様々な注目を集める対戦カードとなった。

さて、そんなバルセロナに関して興味深いデータをスペイン『AS』が伝えている。同紙によれば、エスパニョールに2-0と勝利したことで、今シーズンバルセロナが記録したクリーンシートの数は28回になったという。

今シーズン、バルセロナがここまで消化した試合数は51。うち約54.9%にあたる28試合でクリーンシートを達成しており、その内訳はリーグ戦19回(33試合中)、カップ戦4回(8試合中)、CL5回(10試合中)。どのコンペティションでも少なくとも半数の試合で失点0を成し遂げているようだ。

なお、この数字は近年のものと比較しても突出しており、タタ・マルティノが率いていた昨シーズンは21回、故ティト・ビラノバが率いていた一昨シーズン(ジョルディ・ロウラも代行時代も含む)は17回だった。

また、グアルディオラが率いていた2008-09シーズンからの4シーズンはそれぞれクリーンシートを25回、31回、30回、32回と達成しており、28回という数字はその時に近い基準だと言える。

ルイス・エンリケ監督就任以降、より前線の3枚を活かす戦術にシフトしたと言われているバルセロナだが、守備の部分も確実に改善されているようだ。

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