これまでVリーグの各クラブに外国人選手を紹介するなど、ベトナムで長く活動しているサッカー代理人によると、ベトナムでは選手が監督にコミッション(手数料)を渡すことは当たり前のことになっている。
それによると、選手は契約金として受け取った金銭の一部をコミッションとして監督に支払うことになっており、中には選手との契約にあたり、最初からコミッションの支払いを要求してくる監督もいる。
この代理人は、「監督は、クラブに対して選手との契約を直接的に紹介できる権利を持っていることが多いため、このシステムは合理的なものだ。」としている。
また同氏は、「こうした監督の助けがなければ、選手もクラブに入団できず、契約金を得られないため、殆どの選手は喜んで契約金の1~2割を監督に渡す。契約上で、こうした規定があるわけではないが、これはベトナムサッカー界における暗黙のルールだ。」と続けた。
さらにベトナムでは、監督が契約交渉に関わらない場合、例えば、クラブが直接、選手に獲得オファーを出して契約に至った場合でも、選手はクラブと契約締結後、監督からコミッションを要求されることが多い。
この他、チームに賞金が出た場合も選手は監督に賞金の一部を渡すことになっている。
(C) bongda
記事提供元: 「ベトナムサッカー界「暗黙のルール」、選手から監督へのコミッションは当たり前@Vietam Football」
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