三浦俊也監督率いるベトナム代表は17日、ハノイ市ミーディンスタジアムで北朝鮮代表と親善試合を行った。試合は、63分にFWマック・ホン・クアンのゴールでベトナムが先制するも、83分にPKで追いつかれて、1-1の引き分けに終わった。
間もなく始まる2018ワールドカップ・アジア2次予選の前に強豪国と対戦し、経験を積み、自信を付けたいベトナムは、東アジアの強豪である北朝鮮をホームに迎えて親善試合を行った。
ベトナムは前半、慎重な立ち上がり、体格で勝る相手の猛攻を自陣で凌ぐ我慢の時間が続き、何とか無失点で前半を折り返す。後半に入ると、ベトナムは途中交代の選手が攻撃の形を作り始める。
63分には、途中出場で入ったばかりのFWマック・ホン・クアンが角度のないところから決めて、ベトナムが先制。しかし、83分にDFグエン・フイ・クオンがペナルティエリア内でハンドを取られてPKを献上。このPKをGKチャン・グエン・マインが一旦は弾くものの、詰めてきた相手FWに押し込まれて、同点に追い付かれる。
試合はこのまま1-1でホイッスルが鳴り、北朝鮮との親善試合は引き分けに終わった。
試合後の会見で三浦監督は、
「途中出場で入った選手も含めてFWの動きはかなり良く、満足しています。選手に具体的な採点はしませんが、北朝鮮のような強豪国と対戦することで、現時点のベトナムのストロングポイントとウィークポイントが明るみになり、ワールドカップ・アジア2次予選に向けた良い準備になりました」
とコメントした。また、「ベトナムのメッシ」ことFWグエン・コン・フオンはベンチ入りしたものの、出場機会はなく、A代表デビューは次に持ち越しとなった。
なお、ベトナム代表は5月24日にバンコクで行われるワールドカップ・アジア2次予選の初戦で、東南アジアのライバル国であるタイ代表と対戦する。
(C) bongda
記事提供元:「ベトナム代表、北朝鮮との親善試合は1-1のドロー、W杯2次予選に向け手応え@Vietam Football」