6月21日、『Complete Sports』は「ナイジェリア・プレミアリーグのカノ・ピラーズは、木曜日のギワ戦で4-1と勝利し、ホームゲーム無敗記録が12年を超えた」と報じた。
カノ・ピラーズは1990年に当時のナイジェリアサッカー連盟会長アルハジ・イブラヒム・ガラディマ氏によって創設されたクラブ。2000年代中盤からめきめきと力を付け、2012年からリーグ3連覇を達成した。
育成面でもこれまでサニ・カイタ、アーメド・ムサなど代表選手を輩出するなど、ナイジェリアサッカー界に貢献している。
そんなカノ・ピラーズはホームで圧倒的な強さを誇る(ナイジェリアはどこのチームもそうなのだが…)。本拠地サニ・アバチャ・スタジアムで行われたリーグ戦で最後に敗れたのは2003年6月21日、ジュリアス・バーガーとの試合が最後である。
また、CAFチャンピオンズリーグを加えても2009年10月11日のハートランド戦が最後の黒星で、6年間近く負けていない。
無敗のまま積み重ねてきた試合数は実に196。順調にいけば8月3日に行われるロビ・スターズ戦で200試合無敗というとてつもない記録を達成することになる。
しかし、今季カノ・ピラーズはリーグ戦で7位と苦戦中。3月には遠征中のバスが強盗集団に銃撃され、5名の選手が負傷するという不幸な事故にも見舞われた。
現在は13試合を終えてホームで6試合全勝であるが、アウェイでは1勝6敗とさんざんな結果となっており、昨季王者としては厳しい内容となっている。
この状況の中、カノ・ピラーズはこの後も白星を続け、ホームゲーム200試合無敗を達成することが出来るだろうか?