スティーヴン・ジェラードが今季からプレーするMLSのロサンゼルス・ギャラクシー。

そのギャラクシーとサンノゼ・アースクエイクスが激突した“カリフォルニア・クラシコ”ですごいゴールが生まれた。

敵将ドミニク・キニア監督も「すごいゴールだった。なんてシュートだ」と驚嘆した弾丸シュートをブチ込んだのはギャラクシーのブラジル人MF、ジュニーニョ(Vitor Gomes Pereira Júnior)。

ブラジル代表経験もあるヒカルド・グラール(広州恒大)の兄でもあるジュニーニョはサンパウロ出身の26歳。170cmと小柄ながら攻守に働くMFだそうで、ベッカムがいた頃から中盤を支えてきたという。

同僚DFのトッド・ダニヴァント曰く、「彼は破壊的かつアグレッシブで、中盤をパトロールもする。本当にボール扱いがうまく、前と後ろを繋いでくれる(存在)」。また、コーチであるデイブ・サラチャンが「彼はプレーをスイッチできるし、パスをつなぐこともできる。ポゼッションしたいチームにとってこれはとても有用なスキルだ。ボールを奪って素早いカウンターの発動もする」と評すれば、監督であるブルース・アリーナも「今や彼はリーダーだ。単なるとてもいい選手ではなく、リーグにおいて同ポジションの最上(の選手)」と賞賛を惜しまない。

そんなジュニーニョは地元サンパウロのユースで育成されるも、2010年にギャラクシーへとレンタル移籍。2013年には完全移籍するなどアメリカの地で確固たる地位を築いている。ここ4シーズンは30試合以上に出場しており、今年初旬にはアメリカ代表でプレーすることへの希望も口にしたことも。

ジェラードがプレーする際には、そばにいるはずの小柄なブラジル人MFにも注目すべきかもしれない。

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