『Footballespana』は「レアル・マドリーからFCポルトに移籍することが決まったイケル・カシージャスが記者会見に臨み、退団を宣言した」と報じた。
ユース時代から25年にわたってレアル・マドリーのユニフォームを身につけてきたイケル・カシージャス。しかし今夏ついにチームを離れることになり、多くの悲しみを呼んでいる。
会見に臨んだカシージャスは涙ながらに語りつつ、最後には「また会えるから、さよならは言わない」と話し、将来の復帰を約束した。
イケル・カシージャス
「まず第一に、この特別な瞬間を僕のために与えてくれたことに感謝したい。僕は、皆さん、そして特にレアル・マドリーにお別れを告げるためにこの偉大なスタジアムへとやってきた。
皆さんご存じの通り、僕はもうレアル・マドリーの選手ではなくなった。僕は2年間FCポルトに所属する。
その理由は、僕と契約したいというポルトガルのクラブからの願いが第一。第二は、僕がこの数日彼らから受けてきた愛情だ。僕はその関心に満足し、幸せだった。僕はポルトで可能な限りのトロフィーを勝ち取りたいと思っている。
今、僕はロス・ブランコスに別れを告げたい。僕に全てを与えてくれたクラブにさよならを言わなければいけない難しい日になった。
初めてレアル・マドリーのジャージを身につけたのは9歳の時だった。まるで昨日のことのように思い出す。
夢の実現を見てきた。あれから今まで、僕は非常に愛され、ともに歩んできた。このクラブは、僕を人としても成長することを助けてくれた。そして、僕は常にそれだけの価値をもたらそうとしてきた。
これらの年月を通して、僕はかけがえのない瞬間を経験してきた。偉大な友人とも離れることになるが、僕はいつも彼らを頼ることが出来ると分かっている。
全てのコーチにも感謝したい。僕はその全員を覚えている。彼らから多くのものを学び、多くのものを得てきたからね。
また、悪い時にも理解とアドバイスをくれた全てのコーチングスタッフ、レアル・マドリーの全てのクラブスタッフにも。彼らは表に出ないが、常にそこにいる存在だ。
いつもそばにいてくれた僕の両親、家族、そして妻、息子にも感謝したい。
レアル・マドリーがくれた無条件のサポートに感謝したい。最後の5年間はキャプテンを任され、トロフィーを持ち上げることも出来た。
どちらかと言えば、良いGKだったか悪いGKだったかよりも、いい人だったと記憶されたいね。数多のファンにも感謝したい。僕はあなた方を忘れることは出来ない。何処に行こうとも気にし続けるだろう。そして『アラ・マドリー!』と叫ぶだろう。
まあ、またすぐに会えるよ。だから”さよなら”は言わないさ」