マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプール。イングランドのナショナルダービーといわれる両クラブのライバル関係は、遠くアメリカの地でも元気に展開されているようだ。
17日、ユナイテッドはアメリカのシアトルでインターナショナル・チャンピオンズカップ、クラブ・アメリカ戦に臨んだのだが(※試合は1-0で勝利)、この試合に向けて集まったユナイテッドファンに、おそらく家族旅行中のリヴァプールファンがばったり遭遇。しかもスティーヴン・ジェラードのユニフォームを着ていたことから、チャントのフルコースでお出迎えを受けた。
その中にあった一つが、「Shinji 1 - Gerrard 0」というチャント。
香川真司が「1」で、ジェラードが「0」。これが何を意味しているかと言えばそう、リーグ優勝の回数なのだ。香川はユナイテッド移籍1年目の2012-13シーズンに優勝しているが、ジェラードはご存知の通り、あと一歩届かず。
今となっては日本人にとってちょっぴり複雑に聞こえるが、このチャント自体は香川が1年目で優勝を手にした頃から歌われているもので、「プレミアへやってきたばかりのシンジが優勝したのに、ジェラードは?」といった意味が強い。
何にせよ、イングランドのチームらしい異国での“交流”だった。