7月24日、オーストラリア・Aリーグのアデレード・ユナイテッドは「監督を務めていたジョゼップ・ゴンバウが辞任することになり、テクニカルディレクターのギジェルモ・アモールがその後を継ぐ」と公式発表した。

昨年末には横浜Fマリノスの監督に就任するのではないかと言われていたジョゼップ・ゴンバウ氏。パワープレーの盟主であったアデレードにパスサッカーを持ち込み改革を実現した手腕に大きな評価が与えられていた。

しかし発表によればゴンバウ氏は家族や生活の理由からアメリカに居を移すことを選択し、自身のアカデミーを設立してディレクターを務める予定であるとのことだ。

ジョゼップ・ゴンバウ
(前アデレード・ユナイテッド監督)

「これはとても難しい決断だった。私がこれまで生きてきた中で最も厳しい判断だったと思う。しかし、家族のことを考えれば、私は離れることが必要だ。

この2年間はとても素晴らしく、かけがえのない時間だった。クラブとともにブランドを作り上げ、人々が楽しめるサッカーのスタイルを構築し、トロフィーも獲得した。私はとても満足している」

そして、その後任に選ばれたのはテクニカルディレクターを務めていたギジェルモ・アモール。バルセロナの下部組織で育成され、同クラブで300試合以上に出場した伝説的なMFであり、スペイン代表としても1998年ワールドカップに出場している名選手である。

引退後はバルセロナの下部組織でコーチやディレクターを務めてきた経験があるが、プロチームの監督としてはこれが初めての挑戦となる。

ギジェルモ・アモール
(アデレード・ユナイテッド新監督)

「自分にとって、この役割を受け入れることはとても重要な判断だった。サッカーを愛し、サッカーに人生を捧げてきた人間なら誰でも、このようなチャンスが巡ってくることは喜びだ。

ジョゼップは私にとってとても良い友人だ。彼、そしてクラブは、難しい時期にも私を信頼してくれた。その信頼は私にとって多くの意味を持っている。非常に興奮しているし、仕事に入ることに対して情熱がある。しかし、それら全てを含めて、楽しみつつ成功したい」

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名